初回放送に先駆け、10月1日、丸の内ピカデリーにて、TVアニメ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』大ヒット祈願!先行上映会&トークショーが開催された。
10月8日から放送がスタートする本作は、中学校卒業までに100回の失恋を経験した愛城恋太郎を中心にしたラブコメ作品。「高校でこそ彼女を!」と願い訪れた神社で、恋の神様から「高校で出会う運命の人は 100 人いる」と告げられる恋太郎だが、神様いわく、運命の人と出会った人間は、その相手と愛し合って幸せになれなければ死んでしまうという、突然始まる“DEAD OR LOVE”な純愛ハーレムライフを描く。原作は「週刊ヤングジャンプ」にて連載中、コミックスの累計発行部数 165 万部を突破している人気作だ。
今回のイベントにはメインキャストの加藤 渉さん(愛城恋太郎 役)と本渡 楓さん(花園羽香里 役)、富田美憂さん(院田唐音 役)、さらにMCとして天津 向さんも登壇。キャスト陣がステージ上に登壇すると、早速始まったのが新宿区・花園神社の神主によるヒットを願う祈祷。神主が登場すると会場全体が厳かな雰囲気になり、加藤さんは代表者としてステージで拝礼を行う。それに合わせて他のキャスト陣も、そして観客も二礼二拍手一礼を行った。
祈祷を終えた後、YouTubeでの生中継も始まり、作品に関するトークが本格的にスタート。祈祷の感想を聞かれた加藤さんは「大変ありがたく、そして興味深い体験をさせていただきました」とコメント。客席のファンと一緒にヒットを祈願できたこと、さらに二礼二拍手一礼で、会場の一体感が味わえたことを喜んだ。
富田さんもファンと二礼二拍手一礼の儀式ができたことに感動を覚えた様子で、「作品をヒットさせる、心意気を感じました」と笑顔で話す。本渡さんは花園神社が会場の丸の内ピカデリーから少し離れた新宿にあることに触れると、「いろいろな関係者の協力があって実現した祈祷だと思います」と感謝の気持ちを述べると、イベントでのヒット祈願という貴重な体験に対しては「ワクワクが止まらないです」とコメントした。
続いては自身が担当するキャラクターを紹介することに。加藤さんが演じる愛城恋太郎は、100人の”運命の人”との出会いを告げられた本作の主人公。高校では次々に現れる”運命の人”と付き合うことになるのだが、彼女たちを分け隔てなく愛する人物だという。加藤さんはそんな恋太郎のことを、ド級をさらに強調して「ドドドドドド級の誠実さ」と表現。彼女のために平然と命も懸けられるというが、これは決して大げさではなく、女性キャスト陣も「嘘じゃない、比喩表現じゃないです」と同意していた。
本渡さんが演じる花園羽香里は、恋太郎の彼女の一人。本渡さんは、どんな風に出会い、どのように付き合っていくかも楽しみにしてほしいとコメントしつつ、羽香里は「育ちがよく、上品な子」と説明する。しかし、計算高い策士であり、ときには頭の中が”ピンク”になることもあるとか。いろいろな面があり、ギャップを楽しめるのが彼女の魅力だという。
富田さんが演じる院田唐音も恋太郎の彼女の一人で、「〇〇じゃないんだからね!」が口癖の全方位ツンデレ少女だ。全方位という言葉が気になるところだが、ここは「アニメを見れば、意味が分かります」と富田さん。強気で頼りがいがある、お姉ちゃんぽいキャラクター。なによりツッコミ役に回る機会が多いのが特徴で、富田さんいわく、「全力でツッコミをするので、ゼーハー言いながら収録しています」と振り返った。全力の収録という発言には本渡さんも「『100カノ』はスポーツですから」という言葉で同意していた。
その後は、放送日の100日前から行われてきた、数々のプロモーションを振り返ることに。
「放送まであと100日」を発表した「新情報大発表特番」では学校で収録した思い出を振り返る。また富田さんと本渡さんは、ラジオ番組「100カノRADIO」にも出演しており、視聴者からの恋愛相談やダミーヘッドマイクを使用したコーナーなど、作品にまつわるトークを繰り広げた。
さらに全国のアニメイト100店舗にメインキャスト6名によるサイン入りポスターを展開するキャンペーンでは、都内の一部店舗に加藤さんが自らポスターを搬入する企画を実施。「温かい店員の方が多くて、『100カノ』に対する愛を感じられました」と貴重な経験だったことを明かした。
このように、100日にわたり様々なコンテンツを毎日投稿するプロモーションについて、携わった本渡さんも「作品に対する愛が深まりました」と感慨深く語った。
先行上映会ということで、キャスト陣が第1話の見どころを、イラストを交えて紹介するコーナーも。本渡さんは「ビャアアアアアアアア」という叫び声をイラストで表現。これがなにを意味するかは「見ていただければ『ここね!』とすぐに分かります」とニヤリと笑う。
富田さんは「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」と叫んでいるシーンをチョイス。イラストには缶ジュースも描かれており、富田さん自身も「ポイントはピーチジュース」とコメント。ピーチジュースの意味とは、そして叫び声が一体誰のものなのかにも注目してほしいとのこと。
最後に加藤さんは、唐音と羽香里が大きな羽を生やして、長い物体にくっついてるシーンをセレクト。加藤さんいわく、こちらも本編でどんなシーンか、確認してほしいという。本渡さんもこのシーンに触れると、「この作品、語彙力がすごい」という感想になったとか。
トークショーのラストでは、あらためてファンに向けてメッセージを送る。富田さんは「私たちはもちろん、ファンのみなさんも、”放送まであと0日”にならないかなと心待ちにしていたと思います。熱意を持って、頑張って演じたので、みなさんも胸を一杯にして見てくださったらと思います」。本渡さんは一足早くチェックした第1話について、「うわあ、キレイ!」という第一印象を抱いたという。「間の取り方にも、絵の美しさにも愛が詰まっていて、スタッフのみなさんも恋太郎なのでは」とコメントした。
そして加藤さんは「オーディションからこの日まであっという間でした。皆さんにどう受け止めてくれるかなとドキドキしていますが、きっと受け入れてくれるという期待感を持っています」と手応えをアピールして、トークショーは幕を閉じた。