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AnimeJapan 2025 TVアニメ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』第2期クライマックス直前!スペシャルトークイベントオフィシャルレポート

東京ビッグサイトにて開催されたAnimeJapan 2025のバンダイナムコグループブースにて、TVアニメ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』 第2期クライマックス直前!スペシャルトークイベントが3月23日(日)に行われた。本ステージには、加藤 渉さん(愛城恋太郎役)、Lynnさん(美杉美々美役)、高尾奏音さん(華暮愛々役)の3名が登壇。第2期のクライマックスを目前に控え、これまでの放送を振り返るトークや、美々美と愛々にちなんだトークコーナーが繰り広げられた。

 

Lynnさん・高尾さんは『100カノ』イベント初出演!

昨年のAnimeJapanでは、「100カノRADIO」の公開収録という形で、パーソナリティの本渡 楓さん・富田美憂さん、そしてゲストの上坂すみれさんが登壇したが、今回は主人公役の加藤さんに加えて、Lynnさん、高尾さんも登壇。Lynnさん、高尾さんは『100カノ』イベント初出演ということもあり、ファンにとっては貴重な1日となった。

 

まずはLynnさん、高尾さんが自身の演じたキャラクターを振り返ることに。Lynnさんは、美々美役を演じるにあたり「私で大丈夫だろうか」と感じていたプレッシャーを吐露。それでも、アフレコ現場の雰囲気がとても良く、楽しみながら演じられたと語った。「美々美は、美しくなることに一生懸命なキャラクター。その純粋さが演技にも表れるよう意識しました」とのコメントも。

加藤さんは、美々美にLynnさんの声が乗ったとき「こんな感じなんだ……」と驚きを覚えたそうで、「美しさに“かわいさ”が加わった」と印象を語った。

一方、高尾さんは「愛々は感情のアップダウンが激しく、ジェットコースターに乗っているような気持ちでアフレコしていた」とコメント。加藤さんは「高尾さんが演じる愛々の声を初めて聞いたとき、『愛々ちゃんがこうやって喋ることを僕は知っている…!なんだこの存在しない記憶は…!』となりました」と感想を述べ、Lynnさん、高尾さんどちらも素敵な驚きがあったと明かした。

 

「美(うつく)シーン」で名場面の数々を振り返る

続いては、美々美にちなんだ「私のココが美しい!美(うつく)シーンですわ」コーナーがスタート。作中から“美しすぎる”ワンシーンをキャストそれぞれが独自の解釈で選び、トークを展開した。

 

Lynnさんが選んだのは、第20話「美しきものたち」より、夕暮れの屋上で栄逢凪乃と美々美が和解するシーン。「美々美の原動力でもある凪乃への思い。そんな凪乃が『友達になりたい』と言ってくれた。なんて良い関係なんだろうと思いました」と語った。また、美々美の「美しい!」というセリフについては、台本に強調マークを入れて収録に臨んでいたという裏話も披露された。

 

高尾さんが選んだのは、第22話「かくれんボーイミーツガール」より、愛々が恋太郎に気持ちを伝えるシーン。「愛々が好きという想いをストレートに伝える、唯一ともいえる場面。普段は恥ずかしがり屋だからこそのギャップが美しい」と話し、自身の演技でも照れるシーンには台本に「///」の照れマークを付けていたことを明かした。

 

加藤さんが選んだのは第20話「美しきものたち」より、彼女を心から思うがために恋太郎が自らを犠牲にするシーン。「美しいと思って選んだわけじゃない。選ばなきゃいけないと思いました」と冗談交じりに語り、会場の笑いを誘った。このシーンの台本には「声を変えて」という指示があり、「恋太郎が“スケベを演じている”という設定で演技をした」と裏話を披露。それに対し、Lynnさんは「最高だった!大好き!」と絶賛の声を送った。

 

隠しておきたい裏話が飛び出した「隠しトーク」

次は愛々にちなんで「ホントは隠しておきたい…隠しトーク?」のコーナー。キャストたちが、アフレコ現場などで起きたちょっとした裏話を語った。

スクリーンに「ナノノが立っちゃって…」という隠しトークの前振りが映し出されると、加藤さんが「僕(の隠しトーク)です」と挙手。第19話「カラオケ・クライシス」のラスト、美々美が凪乃に挑戦を申し込むシーンにて、「ナノノが立っちゃった」というセリフが登場。これは某作品のパロディで、音響監督の土屋雅紀さんからは「本家っぽくやってみてください」と指示があったそう。加藤さんはそれに応えるため全力で演技をしたところ、結局「あ…うん、普通でいいよ」と返されたと語る。さらにカップル男役の橘 龍丸さんからは「で、できなくて当然だよ!」と励まされたというエピソードが明かされた。

 

続いてスクリーンに「憧れの人が…」と映し出されると、高尾さんが挙手し、中学生の頃から高橋李依さんの大ファンだったと明かした。収録現場で目が合った瞬間、ドギマギした挙げ句「好きな食べ物はなんですか?」と突拍子のない質問をしてしまったとエピソードを語った。そのときの会話はすぐに終わってしまったとのことだったが、あとから高橋さん本人に「憧れです」と伝えることができたそう。その後は高橋さんの方からも話しかけてくれるようになってすごく嬉しかったと語った。

 

そして最後、「あの人のお芝居が…」とスクリーンに映し出されるとLynnさんが挙手をし、上坂すみれさんの演技について言及。「テストと本番で全然違う芝居をするので、ついていくのが大変。第23話(「失われしツンデレ」)でも某作品を彷彿させるセリフがあり、予想の斜め上をいく演技だった」と振り返った。加藤さんからも、「上坂さんは体全体で演技をするから、視界の端で見える上坂さんの姿が怖かった…」と独特のニュアンスで笑いを誘いつつ、愛あるエピソードを語った。

 

100人の彼女ができる、その日まで

イベントの最後には、登壇者それぞれがファンに向けてメッセージを送った。

 

Lynnさんは「こんなに全力でバカやってるアニメに出演したのは初めてです(笑)。もうすぐ第2期が終わってしまうのは寂しいけれど、100人の彼女ができるまで応援してもらえたら嬉しいです」とコメント。

高尾さんは「『100カノ』は私自身もゲラゲラ笑いながら見ています。会場のみなさんもたくさん笑ってくれていて、『口角が上がってるな』と感じました。クライマックスもすごいことになっているので、口角を天井に突き刺す気持ちで見てください!」と語り、作品への愛を込めて締めくくった。

最後に加藤さんは、「美々美と愛々は後半からの登場なので、なかなか出番が少ないですよね。でも、Blu-rayには恋太郎とヒロインだけのドラマCDが収録されていて…実は、まだ出演すると発表されていませんが、やります!僕が言えばもうやるんです!」と宣言すると、会場のファンからは大きな拍手が起こった。さらに「100人の彼女ができるまで、どうか恋の神様、よろしくお願いします!」と叫び、笑いと拍手の中でイベントは幕を閉じた。

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